<登場人物紹介>

「別荘見学ツアー」案内人
秋山 圭介
(あきやま けいすけ)
本編の主人公。23歳。「グロリアス」という不動産屋に勤める。まだ、大学を出たばかりの 新入社員なのだが、今回、2泊3日の別荘見学ツアーの案内人という大役を上司から任される。
「別荘見学ツアー」参加者
一条 省吾
(いちじょう しょうご)
有名大学に通う21歳。主人公が勤める会社の取引先である「一条グループ」の 息子なのだが、そのことに触れられるのは嫌がる。「どうでもいいだろ、そんなこと(本人談)」
植田 舞子
(うえだ まいこ)
19歳の女子大生。「い・ち・お・う」省吾のガールフレンドらしく、一条と共にツアーに参加。 短く揃えた髪と、小麦色に焼けた肌という外見通りの活発で明るい女の子。 みんなからは「マイ」と呼ばれている。霊感が強い(自称)。
緒方 浩二
(おがた こうじ)
46歳。職業は、人形の製作や修繕を行う人形師。 娘の可奈と2人で暮らしている。2人で暮らす家を探すために、今回のツアーに参加した。 普段はおとなしく、頼りなくすら感じるが、可奈ちゃんのことになると人が変わる。
緒方 可奈
(おがた かな)
緒方浩二の娘。10歳。無口で、感情を全然表に出さない。 緒方さんが、人形師の仕事として初めて修復したという日本人形を、 いつも大事そうに抱えている。
遠藤 直樹
(えんどう なおき)
28歳。文系大学で研究室の助手の仕事をしている。 神田美沙の婚約者で、彼女のことをとても大切にしている。 2人で暮らす新居を探すためにツアーに参加。
神田 美沙
(かんだ みさ)
出版事務所のOL。28歳。 内向的な性格で、自分は、不幸な運命の星の元に生まれてきたと思っている。 左手首に、いつも包帯を巻いている。
洋館の住人
佐倉 聡
(さくら さとし)
別荘見学ツアーの一行が、森で迷い、たどりついた洋館に住む老人。 突然の来客にもかかわらず、主人公たちをあたたかくもてなしてくれる。 妻の葵と2人で暮らしている。
佐倉 葵
(さくら あおい)
佐倉聡の妻。佐倉老人とは、孫と言ってもおかしくないくらい年齢が離れているように見える。 体が弱く、ずっと館の中で生活している。 主人公の圭介は、彼女に一目惚れをしてしまう。


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